就労継続B型の感想と母親の病気

僕はB型に入って色々なことを感じました。

今まで生活保護福祉施設を通っている方とあまり会う機会がなく、

他の受給者さんがどのように生活しているかわかりませんでした。

普通の人に生活保護だというと偏見とかはなかったですが、

どう接していいのか分からない様子も伺えたし、

ちょっといい印象じゃないのを感じました。

まわりで言われているような方たちも確かにいるし、

自分に自信を持てなくなっていました。

でもこのブログの一番最初で言っていた方たちと会うことによって、

考え方が変わってきました。

障害と言っても人それぞれ違います。

僕みたいに人生の途中でなってしまう人もいれば、

生まれながらに障害を持って生まれてきた方もいます。

どちらにせよ自分がなりたくてなったわけではないと思います。

たまたまこういうことになってしまいました。

でも苦手なことが多いけど、

不平不満を言ってる人たちは少なくて、

工賃などはとても少ないのですが、

少ない工賃で100均で毛糸を買って、

編んだものを作業所に飾ってみんなを和ませてくれたりしました。

トイレをピカピカにしてくれる人もいました。

自分の苦手なことを受け入れていつも笑顔で、

作業所を明るくしてくれる人もいました。

もちろんいろんな人もいますが、

責任を持って出来ることを一生懸命やっている姿は素敵だと思いました。

僕も生活保護でも悪い事じゃないんだなと吹っ切れました。

ここでの経験は今でも心に残っています。

この時期辺りから母親の様子が少し悪くなってきました。

75歳くらいになり認知症を患ってしまったからです、

物忘れがひどくなりケースワーカーさんやヘルパーさんを頼んだり。

病院に姉兄で手分けして連れて行ったり、

乳がんになってしまい手術をしたりました。

母親は群馬県に住んでいて東京の病院で手術するために、

僕の家に2週間くらい一緒に過ごすことがありました。

その時は僕がご飯を用意してあげたりして、

いい思い出になりました。

今まで迷惑を沢山かけてきたので、

少しでも恩が返すことが出来たように思えます。

そして一人で生活することが出来なくなって、

施設にお世話になることになりました。

コロナの時期も重なりあまり面会も出来ず、

少し寂しかったですがそのまま眠るように旅立っていきました。

 

親はいずれ先立っていきます。

生きてる間に少しでも自分で出来ることを増やしたらいいと思います。

洗濯だったり料理とまでは言いませんがご飯の準備だったり、

僕の家はあまりお金がなかったので、

生活保護で一人暮らしでしたが、

病院へ連れて行ったり色々大変なことがあります。

障害で仕事が出来なくても家の事が出来れば何とかなると思います。